2012年1月27日金曜日

星空と青空文庫

理系担当の久米です。毎日さむいですねー
テスト期間真っただ中の図書館は、平日はのべ1500-2000人の方が利用しています
大事な時期ですから、皆様くれぐれも体調にお気を付け下さい
あともうひと頑張り!

冷たく澄んだ空気で星がきれいに見える季節です
市街は空が明るくて少し星が見づらいですが、アルプス公園や美鈴湖はなかなかきれいですよ

星空を眺めていると、私は宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」を思い出します
ジョバンニとカムパネルラの2人は、北十字から南十字まで天の川に沿って旅します
北十字ははくちょう座の別名です (白鳥の停車場)
白鳥の嘴で輝く二重星のアルビレオ (アルビレオ観測所)
わし座 (鷲の停車場)、さそり座の一等星アンタレス (さそりの火) を通り過ぎ
みなみじゅうじ座 (サザンクロス) で他の乗客と別れ
コールサックと呼ばれる暗黒星雲 (石炭袋) を車窓に見つけます

夏の星座なので今の時期は観測しづらいのですが…
夏になったら2人の足跡を追いかけるのも楽しいかもしれません
(サザンクロスは残念ながら南半球でないと見られません)

「銀河鉄道の夜」は青空文庫 (電子ブック) でも読むことができます
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「銀河鉄道の夜」には最終形である第4稿のほかに、”ブルカニロ博士”が登場する第3稿が存在します
この人物の登場で、旅の結末が大きく異なります
読み比べてみるのも面白いですよ

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